2021年夏のドライブ 序章
「3日間で2600km!? ヤバwwww」
これは僕が常連と化しているガソリンスタンドでの店員さんのセリフである。
Twitterで僕をフォローしている方はご存知かもしれないが、8月20日夜から23日にかけて、気晴らしにドライブへ行っていた。
その3日間での総走行距離がだいたい2600kmほど。
越谷出発後、青森・新潟・金沢を経由し、最終的に米原経由で神戸まで到達したのち、名古屋と東京を経由して越谷へ戻ってきた。
2600km…
東京からだと、直線距離にしてだいたい中国の長沙まで行けるらしい。
この距離が長いと感じるか、それとも短いと感じるかどうかは読者諸賢の判断に委ねたいと思う。
さて、前置きが長くなったが、今回2600kmのドライブへ出かけるに至った経緯を記しておきたい。
元々この3日間は別の予定があって休みを取っていたのだが、情勢を鑑みて中止となってしまっていた。
外出そのものが犯罪行為に等しい(とされる)このご時世。中止は仕方ないだろう。
しかし、折角の3連休を自宅で静かに過ごすのは面白くも何ともない。だからといって無闇矢鱈と出歩いてコロナに罹ったら元も子も無い。
なので、僕は以下の条件を自らに課し、単独ドライブへ出かけることにした。
2021年夏のドライブ
【概要】
本ドライブは、一般的に想起される"行楽としての"ドライブではなく、ひたすら車の運転に徹する"限界行軍としての"ドライブのみに主眼を置く。
また、感染症が全国的に蔓延している現状を鑑み、以下に記す必要最小限度の範囲を逸脱した降車は極力避けなければならない。
【ルール】
①降車が許容される「必要最小限度の範囲」とは、食料、飲料、その他必要物品の補給(以下「補給」とする)、給油ならびにトイレ休憩を指すものとする。
②補給、給油は原則5分以内とし、他者との接触を極力避けるよう努める。
トイレ休憩は原則10分以内とする。
③飲食、休憩、仮眠は車内で行うものとする。
④必要最小限度の範囲において降車した場合、マスク着用、手洗い、うがい、アルコール消毒を徹底して行う。
これで十分かどうかはさておき、最低限三密は避けるべきだろう。
車外でマスクを外したら死ぬと思え。
あとはどこへ行くか、だな。
とりあえず北へ向かおうかな?
西の方は5月に行ったから今回はパスかな?
なんて事を考えながら、8月20日午後11時半、越谷を出撃。修羅として知られる新4号国道へ入った。
続
金沢へサバゲーしに行った話 その5
7月25日(日)【帰宅日】
8時前、目が覚めた。
サバゲーの翌日といえば筋肉痛が付き物だが、不思議と筋肉痛は無い。これなら埼玉への帰還も問題無さそうだ。
しかし午前中のゲームで腕をまくっていたせいか、前腕が真っ赤に日焼けしており、ヒリヒリする。
これはいかん。
2日間お世話になったホテルのチェックアウトを済ませ、コインランドリーに洗濯物をぶち込み、ドラッグストアへ。
日焼けの痛みに耐えかね、シーブリーズ アンティセプティックを購入。これを何回か塗っとけば少しはマシになるだろう。
そうしている内に洗濯も終わり、コインランドリーを退出。8号バイパスに乗り、3日間楽しませてもらった金沢を後にする。
また来るぜ金沢!
前置きが長くなったが、今日は埼玉に帰るだけ。
高速を飛ばしていけば、5~6時間もあれば家に着くだろう。
しかし、高速代をケチりたいのと、あるものが食べたいのが理由でひたすら8号線を進む。
何を食べたいのかというと、富山ブラックラーメンだ。
去年、初の北陸ドライブで富山へ行った事は前の記事で触れた。その際に同行していた富山出身者のフォロワー(以下、S氏)にオススメされ、初めて食べたのが富山市西町にある西町大喜のブラックラーメンだ。
食べた事のある人もいると思うが、富山のブラックラーメンは物凄く塩辛い。元々肉体労働者向けに供されていた物であり、ご飯と一緒に食べることを前提としている。要するにラーメンをおかずにご飯を食べるというわけだ。
去年初めて食べた際、富山ブラックは僕の心に強烈なインパクトを残した。減塩志向の健康食ブームが世間を席巻する中で真っ向から喧嘩を売るようなこのラーメンに僕は惚れた。
それで今回、再度頂こうというわけだ。腹を空かせながら8号線を東進する。
13時15分、富山駅に到着。そこで前述のS氏を拾い、そのまま西町へ。
S氏は現在関東在住だが、実は一昨日も金沢で会っている。最近は金沢出張を繰り返しており、一昨日は仕事を終えて関東へ戻るタイミングで会っている。今回は再び金沢へ向かう途中だった。
S氏とは岡山でも会ってるし…ホントどこに住んでるんだ俺ら。
閑話休題。
5分ほどで西町大喜へ到着。券売機で食券を購入し、席に着いてしばらく待っていると富山ブラックが運ばれてきた。
嗚呼、これが食いたかったんだよ!!!
粗挽き黒胡椒がかけられた塩辛い醤油スープに、食いごたえのある厚切りチャーシュー。これがご飯に合わないわけが無い!!!
あ、麺も普通に美味しかったです。
ご飯をおかわり(ご飯を単品で再度注文)し、完食。
スープも完飲しようと試みたが、8割程飲んだ所でおなかいっぱいになってしまった。ごちそうさまでした。
富山駅でS氏と別れ、再び8号線へ。 黒部ICで高速に乗り、家路につく。
途中、長野市に入る手前あたりで謎のゲリラ豪雨に見舞われるが、大きな渋滞に巻き込まれることも無く埼玉県へ入る。
関越道の花園から先が渋滞との事なので本庄児玉ICで高速を降り、熊谷・加須経由で新4号BPへ。
22時38分、越谷の自宅に到着した。
斯くして、今回の金沢遠征は幕を閉じた。
いやー、いろいろあったなあ…
荷解きと装備の砂落としをしつつ、3日間の思い出を振り返る。ここまで濃密な連休を過ごしたのはいつぶりだっただろう。
最近は新型コロナが猛威を振るい、まともに人と会うことも出来ない。そんな中、いい歳をした大人達がヘリや装甲車に乗ってはしゃぎ、サバゲーで暴れ回るという体験は、無味乾燥な日々の中で忘れてしまった何かを取り戻す様だった。
(無論、感染対策はしっかり行った上で、だが)
僕の装備を借りて初陣を飾ったるなち(前回までL氏と表記。名前を出しても良いと許可が降りた)もサバゲーを気に入ってくれたし、金箔ソフトも食べることが出来た。久しぶりに富山ブラックも食べれたし。
3ヶ月準備して行った甲斐があった。
また行きたいなあ…
ところで…
次回のイベントができたらの話なのですがスカイダイビング🪂が出来そうです。
— Black_boar (@MtBlackboar) 2021年7月28日
参加した人皆ヘリ乗せるイベントになりまして参加費はおそらく2万円
時期は11月に出来たら良いなって感じ。
で、スカイダイブやるには今回より大きなヘリとでかいヘリポートがうわぁあああ(
………
これは行くしかねーだろ!!!!!
終
金沢へサバゲーしに行った話 その4
7月24日(土)【当日】午後
ついに待ちに待ったヘリ搭乗の順番がやってきた。
今回乗せて頂いたベル505 ジェットレンジャーXはパイロットを含めて4人乗り。
今回は60人近い搭乗希望者を9人毎の各グループに分けた上で、各ゲーム間の15分程の休憩時間に1グループずつ枠を割り当て、そのうち1回5分ほどのフライトで3人ずつ捌いていく計算だった。
我々は第3グループの1番目のフライトに搭乗する運びとなった。ランヤードに繋がれたベルト式の安全帯を装着し、安全講習を受ける。
「落ちそうな物はないですか? チャックの開いてる物はしっかり閉めて。
途中で大きく旋回しますので、落ちないようにしっかりと両足で踏ん張ってください。旋回中はフィールド内の目標に向けて思う存分撃っちゃって構いません!それではお気をつけて!」
合図と共にヘリが離陸する。
アイリーン!!!!!
人生で初めてのヘリ体験。
楽しすぎてあっという間だった。
ヘリの機内ってあんな感じなんだな…
旋回中にフィールドへ向けてフルオート射撃を行った。航空法の関係で人に当てることは出来ないため(フライトがゲームの休憩時間に設定されたのもそれが理由)、敵チームに向けての航空攻撃は出来なかったが、それでもヘリの機内から愛銃を打っ放すのは爽快の一言に尽きる。
眼下に広がる一面の緑とそこへ浮かぶフィールド。遠くに小さく見える参加者の人達に向けて手を振り、サムズアップ。
とても貴重な体験が出来た。
#ヘリサバ
— ちゃぐ (@chagu_kurodango) 2021年7月24日
ヘリ離陸と同時に始まる謎徒競走 pic.twitter.com/mZ9RhFc5Sq
こういった謎徒競走もやってました()
午後はある程度体も慣れてきたので3ゲームほど参加。撃ったり撃たれたり、援護したり援護されたり。
フラッグ奪取目前でタイムアウトとなったり、何故かやたらと転びまくったが、非常に楽しい時間を過ごす事が出来た。
他にも、装甲車やウラル(ロシアのサイドカー)も走り回っていた。
また、ヤマメPJさんはじめ、いくつかのサークルさんが物販ブースを設けていて、ちょっとしたお喋りを交えつつ買い物を楽しんだ。
今回初陣となったL氏も満足してくれて、サバゲ沼に引きずり込むことに成功した(?)
16時、その日のヘリサバ(この日は2日目)は大きな事故もなく無事終了し、撤収作業に入る。
我々は一足先に片付けを済ませ、撤収。市内の温泉で疲れた身体を癒し、ファミレスで打ち上げをして解散。
僕は何故か車内に侵入していたカマドウマと運転中に死闘を交えながら宿へ辿り着き、その日はぐっすりと休んだ。
明日は埼玉まで帰らねばならん…
が、ちょっと食べたい物があるので寄り道をしよう。
僕は心地よい眠りについた。
続
(写真は一部を除き、 ぐるぐる☆すっくん 様による撮影)
金沢へサバゲーしに行った話 その3
7月24日(土) 【当日】 午前
L氏と合流し、勇躍Black Boarへ乗り込んだ。
8時前に到着したが、既に駐車場には十数台ほど車が停まっており、各々が準備を始めていた。
空を見上げると、本日の主役というべき最新式ヘリ、ベル505 ジェットレンジャーX がフィールド上空を旋回していた。
前々回の記事で述べたように、サバゲーにヘリを投入し、しかも飛行中の機内から射撃可能という試みは日本初。アームズマガジンやハイパー道楽といった大手サバゲーメディアによる取材のほか、ゲストとして有名サバゲーマーも招かれていた。数万のフォロワーを抱えるベテランも大勢見られた。
果たして、日本のサバゲーに名を残すような大型イベントに僕のような芋野郎が参加しても良いんだろうか…と一抹の不安も残っていたが、元気な朝礼や集合写真撮影と共にそれは吹き飛んだ。
ヘリサバー!!!!!
掛け声と共にフィールドの熱気と興奮は最高潮に達し、金沢に集いし老若男女のサバゲーマー達は少年のように目を輝かせた。
さあ諸君!キルしたりキルされたりしよう!タヒんだりタヒなせたりしよう!
ゲームスタート!
やられた…
真夏の炎天下、ブランク9ヶ月の運動不足奴がいきなり激しく動くとどうなるかということを身をもって学んだ。
通常、ヒットされる(撃たれる)と「ヒットコール」をしてセーフティに戻らなければならないが、今回はメディック戦(ヒットされても味方がタッチしてジャンケンで勝てば復活可)。いくらヒットされても味方さえいれば戦場に残ることが出来る。
しかし今回は熱中症一歩手前の状態で激しく息切れしてしまい、大人しくセーフティに戻ることを決めた。セーフティに停めてる車に戻るまでの100メートル弱ですら相当しんどく感じた。
ちょうど同じタイミングでガチの熱中症者が出たらしく、僕もひとつ間違えれば医務室送りになっていた可能性があった。
真夏の炎天下におけるサバゲーは2年ぶりだったが、2年前はここまでキツくなかったぞ…?
やっぱり無理はするもんじゃねえな…この体たらくでこの後も戦えるのか…?これじゃホントの"サバイバル"だよ…
持ち込んだアクエリアスを一気に2本飲み干し、日陰で1時間ほど回復に努めた 。
しばらく休んでいると、問題なく動けるようになってきた。気が付けば、ヘリの順番が回ってきている。
こうしちゃおれん。僕はこのために来たんだよ!
ヘリ乗るぜー!
続
(写真は ぐるぐる☆すっくん 様による撮影)
金沢へサバゲーしに行った話 その2
7月23日(金) 【前日】
金沢市に到着し、金沢駅にて無事L氏と合流。クソデカ羅生門…じゃなくて金沢駅名物の鼓門を見物し、僕の車で金沢市内をあてもなくぐるぐる廻った。兼六園は混みそうなので避けた(実際混んだそうで)。
途中、僕のリクエストで8号沿いにある箔一に寄り、名物の金箔ソフトを頂いた。金箔を丁寧かつ鮮やかに貼り付ける作業は一見簡単そうに見えるが、実は物凄く緊張するらしい。
金箔を貼り付ける工程
— ちゃぐ (@chagu_kurodango) 2021年7月23日
こうやって貼り付けてるんだな… pic.twitter.com/3kbLeVMooA
そのあとは翌日のサバゲーの買い出しをしたり、スタバのご当地フラペチーノを啜ったり、ガストでパフェを嗜んだりと大いに金沢を満喫した(?)
L氏と翌日の健闘を誓い、この日は一旦別れた。
続
金沢へサバゲーしに行った話 その1
7月23日から25日にかけて石川県金沢市へお邪魔させて頂いた。去年の富山に続いて、北陸へ赴くのはこれで二度目となる(新潟はカウントせず)。
初めての金沢へ何をしに行ったのかというと、現地のフォロワー(以下、L氏)に会いに行くのと、サバゲーが目的だ。
単純にサバゲーをするだけなら埼玉でも出来る。しかし今回は敢えて金沢でサバゲーする事を選んだ。その理由は、
来ましたよ😊#ヘリサバ pic.twitter.com/SrksYuN6qX
— Black_boar (@MtBlackboar) 2021年7月22日
サバゲーフィールド"Black Boar"さんで開催される「ヘリサバ」というイベントに参加するためである。読んで字のごとく、サバゲーにヘリが投入される。
海外のサバゲーでヘリが投入される光景はよく見られるが、日本国内でサバゲーにヘリが投入される(上に、ヘリ機内から射撃が出来る)のは恐らくこれが初めてだろう。
L氏とサバゲーに行くことは確定していたが、計画を練っている段階でヘリサバ開催の情報を入手し、今回の参加へと至った。
僕はサバゲーを初めてから今年で4年になるが、最後にサバゲーをしたのは去年の10月で、以来9ヶ月に及ぶブランクがある。L氏はこれが初陣だ。そもそもお互い初対面である。
某漫画に「ロートルとルーキー、二人足して一人前でございましょう?」ってセリフがあったが、真夏の炎天下で芋老兵と新兵が生き残れるのか…?
僕は期待と不安を胸に、夜勤明けの22日午後10時23分、越谷を出撃した。
それでは出撃じゃい
— ちゃぐ (@chagu_kurodango) 2021年7月22日
続く
「ブログ」に再挑戦してみる。
今まで僕の「ブログ」が長続きした試しはあっただろうか。
いや、無い。
FC2ブログやYahoo!ブログなど、いろいろ始めてはみたものの、三日坊主どころか1日すら持たなかったような気がする。
全く手を付けておらず、もはや黒歴史にすらなりやしない。
そもそも「物を書く」という行為が苦手だったんだろうな、僕は。
さて、僕はTwitterを始めて既に8年が経過しているが、僕のフォロワーには物書きが多いのか、割とブログを開設しているフォロワーが多いように感じる。
旅好きなフォロワーが多い関係上、旅行記のようなものが多数を占めているが、いずれも文章がよく練られていて構成も巧く、読み応えのあるものばかりだ。
こういうものを見せられると、僕の悪い癖とも言うべきか、長続きする保証もないのに「僕゙ も゙ 書゙ ぎ だ い゙ !」と変な感情を発露させてしまう。
そこで、今回「ブログ」への再挑戦ということで、はてなブログを開設するに至った。
「何人の読者を獲得する」とか「自分が生きた証を後世に残す」みたいな高尚な目的は持たず、僕が見て感じたことや楽しかった思い出を普段のTwitterの延長線上で気楽に書いていこうと思う。
今度はせめて3日は持つといいな…